みなさんこんにちは、こんばんは。かず(@kaz_zintai_21)です。
突然ですが、みなさんはダイエットをする上で脂肪に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
脂肪を摂ると太っちゃうんでしょ?
ダイエット中は脂肪は控えた方がいいんでしょう?
こう思う方が多いのではないでしょうか。
実はダイエット中にこそ、脂肪を摂るべきなんです!
そんなバカな!とお思いの方が多いと思います。
この記事では、なぜダイエット中にこそ脂肪を摂るべきなのかをご紹介します。
食事脂肪は健康に不可欠
私たちは「脂肪恐怖症」になっているのかもしれません。
脂質は高血圧や脳障害を引き起こす原因になっていると、繰り返し継承されています。しかし2011年に発表されたメタ分析論文((※1))によって、脂肪は心血管疾患には何の影響も与えないことが分かりました。
つまり、脂質を減らした食事をしても何の意味もないのです。むしろ、ナッツやアボカドなどに含まれる脂肪は、心血管病のリスクを低下させると言われています。((※2))
魚の油は体脂肪減少に役立つ
魚にはオメガ3と呼ばれる脂肪が含まれます。このオメガ3ですが、「ミトコンドリア」と呼ばれる、いわば細胞のエンジン部に入り込んで脂肪を燃やす働きを手助けしてくれます。
つまり、魚をたくさん食べることや魚の脂肪を抽出したサプリメントを摂取することはダイエットにとても効果的だということです。中でもDHAは脳の記憶や学習能力の改善にも効果があるとされています。
魚が苦手という方にはサプリメントがおすすめ!簡単に良質な魚の脂質が摂取できますよ!
トランス脂肪酸について
この20~30年にかけて、自然界には存在しない脂肪を摂取するようになりました。それがトランス脂肪酸。マーガリンなどに含まれる油です。
脂肪を摂ることはダイエットにも効果的ということを書きましたが、脂肪ならなんでもいという訳ではありません。
2017年9月時点では、トランス脂肪酸が人間の体重増加に関わるといった研究結果はありません。しかし、興味深い研究結果が発表されています。
霊長類に対しておこなわれたた実験((※3))で、サルのグループにカロリーの8%をトランス脂肪酸にした脂肪を与え、もう一方のグループには自然界に存在する脂肪を同じくカロリーの8%を占めるように与えました。
6年後、トランス脂肪酸を与えられ続けられたグループの体重は7%増え、さらにお腹周りに脂肪がつく傾向が見られました。もう一つのグループの体重増加は2%未満でした。
どの脂質を摂るかが重要
- 脂肪は心血管疾患とは関係ない
- ナッツやアボカドに含まれる脂肪は心血管病のリスクを下げる
- 魚の脂肪はダイエットに効果あり
- 脂肪は何でもよい訳ではなく、トランス脂肪酸に注意
なお、この記事は朝日新聞出版の『やせたければ脂肪をたくさんとりなさい』を参考に執筆しています。
[itemlink post_id=”858″]気になる方はぜひ手に取ってみてください。
ではでは~
※1 Hooper,L,.et al.,Reduced or modified dietary fat for preventing cardiovascular disease, Cochrane Database, Syst Rev, 6 July 2011,7:CD002137参照
※2 Mente, A., et al., A systematic review of the evidence suppoorting a causal link between dietary factor and coronary heart disease Arch Intern Med, 2009, 169(7):659-69参照
※3 2006年ワシントンDCアメリカ肥満教会科学会議より