肝臓に負担がかかり、スポーツパフォーマンスが低下する。
肝臓には筋肉のエネルギー源であるグリコーゲンを精製する役割がありますが、タンパク質を過剰に摂取してしまうとタンパク質の処理にエネルギーを使ってしまい、グリコーゲンが作れなくなってしまいます。
結果としてスポーツパフォーマンスが低下してしまうので、タンパク質の摂り方には注意が必要です。
カルシウムが失われ、骨粗しょう症になりやすくなる
吸収されたタンパク質はアミノ酸に分解されますが、使われなかったアミノ酸は尿素になり、体外に排出されます。
その際、カルシウムも一緒に排出されるため、骨粗しょう症のリスクが高くなってしまうのです。
オナラがとても臭くなる
大量に摂取されたタンパク質は、全てがアミノ酸に分解される訳ではなく、分解しきれなかったモノはタンパク質のまま十二指腸に蓄積されます。
タンパク質のまま十二指腸に蓄積されると、大腸菌が増加し、結果としてオナラが臭くなってしまいます。
肥満の原因になる
タンパク質が分解されてできるアミノ酸は、必要摂取分を超えたものは脂肪として体に蓄積されます。
更に腸内環境が悪化し、栄養素が吸収されにくくなってしまうので、結果として肥満の原因になってしまいます。
尿路結石のリスクが高まる
動物性タンパク質には含硫アミノ酸というモノが豊富に含まれており、肝臓で分解される際にという物質が発生します。
このリン酸塩と硫酸塩は膀胱内でシュウ酸と結合し、カルシウムを結晶化する働きがあります。このカルシウムが結晶化したものが尿路結石になるのです。
シュウ酸はコーヒーに多く含まれるので、お肉とコーヒーを合わせて摂取する習慣のある人は注意が必要です。
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